毎日8万6400円が自動で振り込まれます ←これってどういう意味?

金色のリスが木の実を貯め込む幻想口座の象徴(金の動物シリーズVOL.10)、ブログ記事アイキャッチ

お疲れ様です!とーやです!

あなたの口座に、毎朝86,400円が振り込まれる。使わなかった分はその日の夜に消え、翌日に繰り越せない。貸し借りもできない。実はこれは1日=86,400秒の話で、だから時間を大切にしましょう。

……という話、だいぶ昔にX(旧Twitterね)で流れてきて、一瞬「うわ、うまいこと言うな」って感心したんですよね。毎日タダで86,400円が振り込まれて、寝てる間に丸損。なるほど時間って有限だわ、と。

まあ結論から言うと、感心しただけでした。私の生活はピクリとも動かなかったんですけどね。時間を大切になんて思う人が、感情の掃き溜めであるXに時間を使うわけないんですよね。

今日は誰もが一度は向き合う時間の使い方について、私の偏見をつづっていきます。


目次

1秒1円で、行動変わった人おる?

さっきの8万6400円の例え話。読むと確かに「うわ、時間ってもったいないな」って一瞬なる。なるんですけど……その翌日、再びYouTubeショートで貴重な時間(お金)を浪費してる自分がそこにはいるんですよね。むしろこの手の話を読んだ後ほど、なぜか罪悪感の勢いでYouTubeショートを2時間キメてたりします。しょうもな。

この例え話、プレゼンとしてはよくできてるんです。1秒1円、1日で8万6400円。「時は金なり」をただ数字に置き換えただけで、急に時間が溶けていく恐怖が湧いてくる。掴みは満点です。でも満点なのは掴みだけで、肝心の「で、あなたの行動どう変わったの?」がきれいさっぱり抜け落ちてる。というか、もっと手前。そもそも1秒=1円ってレート自体、誰が決めたわけでもないし、成り立ってすらいないんです。

じゃあなぜ、こんなによくできた例え話が人を1ミリも動かさないのか。答えはシンプルで、そもそも前提が間違ってるからです。間違った地図を握りしめて「なんで目的地に着かへんねん」って言ってるようなもんです。目的地入力をミスってカーナビにブチギレてるみなさんの顔が目に浮かびます。


1秒1円という、時給脳の罠

この例え話にいちばん引っかかるのが、「時間とお金が、決まったレートで交換できる」ことにしているところです。1秒=1円。イコールで結べるはずがないんです。

ちょっと考えてみてください。あなたの1時間って、いくらですか。……即答できた人、それ多分、昔やってたバイトの時給ですよね。時給1100円、みたいな。私たちは社会の中で「時間を差し出せばお金がもらえる」という感覚をインストールされていて、大人になった今もずっと引きずってる。私はこれを勝手に時給脳と呼んでいます。

でも現実の1時間は、そんな親切な自販機みたいには動いてくれません。同じ1時間を、寝て過ごしたら0円。気の抜けた会議で溶かしても0円、いや、拘束されてるぶんむしろマイナスまである。その一方で、同じ1時間で刺さる企画をひとつ通したら、そこから10万円が生まれることだってある。同じ「1時間」ですよ。大谷翔平の1時間は100万円以上の価値があるとも言われています(絶句)。値段が0円から10万円まで平気で暴れる。長さと中身が、まるで比例してくれない。これを1秒1円で固定できるわけがないんです。

時間そのものには、値札がついていない。

じゃあ、何に値札がついてるのか。成果です。お金は、時間を差し出したから湧くものじゃない。誰かの役に立つ成果が生まれて、その対価として初めて発生する。時間はその材料のひとつでしかなくて、同じ量の材料から、とんでもない完成品も、ゴミみたいな完成品も生まれる。時給脳はこの順番を、まるっとひっくり返してくるんです。

だから真面目な人ほど、成果じゃなく時間の方を数え始める。今日は8時間”頑張った”、残業も”して”、タイムカードもちゃんと押した。えらい。……で、結局なにが生まれましたか☺️逆に「これだけ働いたんだからこれだけ見返りをくれ」ってのも、よく考えると変な話です。価値あるものにこそ見返りはつく。シェフが一生懸命時間をかけて作ったマズイご飯を笑顔で食えって言われたら激怒もんでしょう。こちらも食べログに低評価を時間をかけてしたためてやります。

極論を言います。あなたが売っているのは、時間じゃない。成果です。時間はたまたまそこに巻き込まれた材料であって、主役じゃないんです。「時間を大切にしよう」という耳ざわりのいい標語が、いかにピント外れか。大切にすべきは時間の”長さ”じゃなくて、そこから何を生むかっていう”中身”の方なんです。

時間が薪で人生や成果が炎だとするとイコールではまず結べないことがわかります。ショート動画でダラダラ過ごしたらちっぽけな炎でしょう。自己投資や成果を上げるために時間を使えば真っ赤に燃え上がるでしょう。他の人と違う時間を過ごしたら炎色反応で緑にも青にも炎は色を変えるはずです。

時は金なりとか適当言ってんじゃないよ昔の人。


時間ではなく、成果を数えましょう

こういう話は、行動指針までセットで考えないと意味がない。じゃあ、明日から何をどうすればいいのか。原則は1個だけ。炎を意識して、必要な薪を用意する。これだけです。

朝、「今日は何時間働くか」で1日を設計してる人、めちゃくちゃ多い。9時から18時、みたいに。でもそれ、時給脳の設計図なんですよ。そうじゃなくて「今日、何を生むか」で1日を組む。極端な話、それが2時間で片づくなら、残りの時間はもう寝ててもゲームしてても、その日のあなたは満額働いてます。時間の長さは、成績表じゃないんです。

私自身、その日にやるべき成果が出たら、午後はまるっとゲームしたりDJしたりしてます。周りから見たら「昼から遊んでる人」ですよ。でも生むべきものは生んでる。罪悪感はゼロです。むしろ時間で自分を縛ってた頃より、生んでるものの質は上がってます。

ここで必ず「成果だけ見てたらサボり放題やん」「じゃあ働きたい人はどうすんの」って声が出ますよね。でも私、働くこと自体を否定する気は1ミリもないんです。

仕事が好きで好きでたまらん、土日も現場に立ちたい。最高じゃないですか。やればいい。私が言ってるのは「働くな」じゃなくて、「時間を通貨だと思って働くな」です。時給脳のまま10時間働くのと、成果を主役に置いた結果10時間になったのとでは、同じ10時間でも中身がまるっきり違う。前者はただの消耗で、後者は投資なんです。

逆に、やりたくもない仕事を「時間を差し出せば給料がもらえるから」って理由だけで握りしめてる人。それ、この世で一番割に合ってない働き方かもしれません。二度と戻ってこない時間を、ありもしない固定レートで、しかも安く叩き売ってるわけですから。毎日8万6400円が振り込まれる、なんて幻想の口座を眺めてる場合じゃないんです。あの口座、残高、実は最初から0円ですよ。仕事の話に偏りましたが、行きたくもないダンスの練習、微妙な相手との遊びも、本当に自分の炎を意識して薪をくべてますか?材木は有限ですよ?Save The Earthといきましょうや。

で、具体的に何をするか。抽象論で終わらせないために、この記事を閉じたあと5秒でできる形に落とします。

ひとつ。今日の残り時間で「何を生むか」を、1個だけ決める。10個並べるんじゃないですよ。1個。しかも「どうなったら終わりか」までワンセットで決めてください。「ブログを進める」みたいなふわっとした立て方はナシです。それだと一生”進めてる途中”で終われちゃうんで(経験談)。そこを踏み切ったら、あとはゲームでも昼寝でも好きにどうぞ。今日のあなたは、もう満額です。

ふたつ。明日の予定を、時間割で”埋め尽くす”のをやめる。会議も締切も、動かせない予定はそのまま残していい。その上で、予定表のいちばん上に「明日生む成果、1個」を1行だけ足す。時間で埋めた予定表って、埋めた瞬間になんか満足しちゃうんですよ(経験談)。でも成果で書いた1行は、それが生まれるまで”今日の本番”が終わらない。……といっても、出るまで永遠に机にかじりついてろって意味じゃないですよ。その1個さえ出たら、今日はそこでおしまいです。

実践はこの2ステップだけ。今日1個、明日1個。時間の長さじゃなく、生んだ成果の数を数える。

わたしには別に炎なんてないよって人もいると思います。断言しましょう。あなたは嘘つきです。目標のない人なんていません。働きたくない→なるべく働かないにはどうすればいいか。誰かに認められたい→認められるにはどうすればいいか。あなたの中での課題はそのまま炎に直結するはずです。


まとめ

改めて、今日の話をまとめます。

  • 「1秒1円」は、時間とお金を固定レートで結ぶ嘘。同じ1時間の値段は、0円から青天井まで暴れる
  • お金は時間から湧くんじゃなく、成果から生まれる。時間は材料として巻き込まれてるだけ
  • 時間の長さを数えるのをやめて、今日「生む成果」を1個、完了条件までセットで決める

「時間を大事にしよう」なんて、誰でも言えるんです。でも本当に大事にすべきは、時間の長さじゃなくて中身の方。幻想の口座にはお金の残高はゼロです。でも時間だけは、今日ぶんがちゃんと振り込まれてます。だったらその今日を、時間割じゃなく「生む成果1個」で書いて、閉じましょう。案外シンプルな発想で時間はもっと自由になるのではないでしょうか。

最後までご精読いただきありがとうございました!

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