導入
お疲れ様です!とーやです!
みなさん、踊ってますか!?……私にはわかります。あんまり踊れてないですよね!?
スタジオ予約したり、日程すり合わせたり、参加者と連絡取ったり、SNSに告知撒いてたり…この繰り返しのせいで踊ってる時間より、踊るための準備に時間を使うことが多いのではないでしょうか。
私も今年はショーやバトルの予定が多いので、これらの事務作業がステップ踏んでこちらに笑顔でやってきます。
この頼んでもない事務作業を、まるごと引き受けてくれるのが今話題の生成AIです。私も今まさに毎日使い倒してます。今回は、その使い方をダンサー目線でご紹介します。
先に断っておくと、今日はいつもの「マインド系」ブログとはちょっと毛色が違います。ダンサー向けにAI利活用を語ってる記事って、見渡してもほとんどないんですよね。毎日10時間AIを触りつつ現役で踊ってる私だからこそ書ける、ダンスの「外側」につながる話だと思ってます。
浮いた時間で、また踊って、好きな曲かけて、クラブやイベントで遊ぶ——ゴールはそこです。そもそも、ダンサーはダンスに集中すべきじゃないですか?踊る時間に戻りましょう、という話です。ダンサーのためのAI利活用3選、本日のテーマです。
踊る前の雑務、全部AIに押し付けた|日程調整とスタジオ予約
先述の通りダンサーが踊る前にやってる作業って地味に多いです。スタジオ予約・部屋選び・カレンダー調整・連絡返信など、ひとつひとつは簡単な作業ですがいちいち手間がかかって忘れてしまいがちなものもあります。
これ、全部Claude Codeに投げてます。
Claude Codeというのは、ChatGPTみたいに会話するだけのAIではなく、こちらの指示を受けてカレンダーを確認したり、ブラウザを操作してスタジオの予約まで進めたり、実際に手を動かしてくれるAIだと思ってください。要は「指示を出すと、PCの中で勝手に作業を進めてくれる秘書」みたいなイメージです。
特にラクになったのが、スタジオ押さえです。これがね、地味にめんどくさい。1日分確保するならまだしも、「この日とこの日とこの日、押さえたい」が普通に発生する。で、複数日それぞれ予定とぶつからないか確認して、空いてたらカレンダーに入れて、いつものスタジオを取りに行く。皆さんもチーム内で誰がスタジオを取ってくれると言い出すかグループラインで虎視眈々と見つめていたでしょう。スタジオ取得を積極的にやってくれるメンバーはもはや神ですもんね。
これを、通しでAIに投げられるんです。前提は、Googleカレンダーに予定表が1本ある、それだけ。「来週、練習いける日ある?」と聞くと、その予定表を見て、空いてる枠を秒で返してきます。OKな日が決まったら、そのままカレンダーに登録。そしてスタジオの予約サイトまで行って、部屋を押さえるところまで進めてくれます。私がやるのは決済ボタンを押すだけです(こわい)。
日程調整 → カレンダー登録 → スタジオ予約。本来バラバラの3工程が、1本の線でつながって流れます。

先の予定の練習を、現場にいないところで誰かが段取りしてくれてる感覚です。これ、手で予約取るのは、洗濯機があるのに川で洗濯板ゴシゴシやってるのと一緒。これがAIなら洗濯物を洗うどころか、洗って畳んでタンスにしまうところまでやる(やりすぎ)。
ここだけは先に釘を刺しておきます。この活用方法は本当に使う日程が決まってるところだけAIに代替させるのが、私としては良いと思ってます。間違っても、仮押さえのつもりでAIに登録させて、後からキャンセル、はやめてください。それ、スタジオにも他の利用者にも、普通に迷惑なんで。便利だからこそ、使い方は人間の側で握っておく話です。
こう聞くとやり方が複雑そうですが、至ってシンプルで、「こうやりたいです!」ってClaude Codeに伝えるだけです。AIって嘘つくじゃん!って思うかもしれませんが、指示を何度か繰り返すうちにどんどん背景を覚えていきます。今の生成AIは記憶力のない天才なので、あなたのやりたいことの背景が伝われば確実に良い仕事をしてくれます。
最初の一歩としては、自分のGoogleカレンダーをAIに見せてあげるところからで十分です。あとは話しかける感覚で「来週、練習いける日教えて」と聞いてみる。それだけで景色が変わります。
段取りが消えて、手元に残るのは踊る時間です。事務に溶けてた時間が、まるごとフロアに返ってくる。事務はAI、踊りは人間でいきましょう。
能動的に動く人ほど、事務が爆発する|申込・受付・自サイト運用
足回りが軽くなったら、次は主催側に立った時の話です。能動的に動く人ほど、事務が爆発するんですよ。WSでもバトルでもサークル運営でも、自分から動いた瞬間、事務作業が一気に来ます。踊るはずがいつのまにか作業に踊らされているくらいの量です。
代表例が、私の月イチのプライベートレッスンの受付です。Googleフォームを作って、回答をGoogleシートにためて、ついでに告知用のサムネも作って…と、並べるだけでも仕事量がパンパンです。こういうの作ってるとふと我に返って「自分なにしてんだろ…」ってなりがちですね。これがAIだと自動で作れちゃうから、めちゃくちゃ楽なんですよ。日時も場所も今後の予定も、フォームひとつで受け付けて、シートに勝手に並ぶ。受付の周りで私が手を動かす場面が、ほぼ消えました。流しそうめんの竹樋に申し込みが一件放り込まれたら、あとはどこまでもスルスル流れていって、シート記入も告知更新も済ませて、最後は私の麺つゆの皿にちょこんと着地してくれます。私がやるのは、最初に竹樋を組んでおくことと、皿を持って待っていることだけ。これが個人主催の新標準です。

これ、レッスンに限った話じゃありません。最近はバトルを開く人もGoogleフォームを使ってますけど、自分で一から作り込むんじゃなくて、キャンセル料の規定まで踏まえた“お仕事チック”な予約フォームを、AIに作らせられるんです。何なら、無料で自分専用のサイトまで作って、そこに情報をためられる。昔は大きい大会とか大きい会社しかできなかったことが、個人でも全部できる時代になったんですよ。
最初の一歩としては、GoogleフォームとGoogleシートをまず繋いでみる(標準機能でつながります)のがおすすめです。中身の項目は、AIに「こういうレッスンの申込フォーム作って」と頼めば、叩き台が一発で返ってきます。
少し補足すると、「自分のサイト」を持っておくこと自体、これからのダンサーにとって地味に効いてくると思っています。SNSはあくまで人様の土地を借りてる状態で、アルゴリズムひとつで露出が変わります。一方、自分のサイト=自分の名前で構えた「インターネット上の居場所」は、誰にも消されない拠点になる。今後、こういう自分の拠点を持つダンサーは増えていく流れだと感じています。
「サイトとか持ってないんだけど」って思った方、それはそれで大丈夫です。このブログ「とーやの備忘録」も、ほぼ一からClaude が中をいじりながら綺麗にしてくれてるんですよ。こんなに簡単になったんだから、発信してるダンサーなら、自分のサイトをAIに育てさせちゃっていいわけです。
で、この受付窓口が裏で勝手に回ってる間、あなたは主催した現場を、楽しむ側で味わえるんです。受付に張り付かず、かかってる音と出場者の熱を浴びる側に回れる。申し込みも予約も、勝手に進む。
撮った動画、寝てる間に勝手に流れる|SNS運用とサムネ量産
練習も受付もAIに流し終わったら、最後に踊った後の話が残ります。撮った動画、サムネ、告知文…こいつらも全部、踊る時間を奪うやつらです。
で、これも結論から言うと、SNS運用も丸ごとAIに流せます。私が利用している方法は「Buffer が X と Instagram に勝手に投稿してくれる状態」を作ることです。Bufferとは各SNSに予約投稿を一括管理できるサイトのことです。やることは、撮った動画を専用フォルダに放り込むだけ。あとは、Claude Code が Buffer を直接操作して、文章も動画アップロードも予約投稿まで一括でやってくれます。で、朝起きると、TLに自分の動画が流れてる。寝てただけなのに。えぐい。

最初の一歩としては、Bufferの無料プランに登録して、まずは週1本だけ予約投稿してみる、で十分です。「予約しておけば勝手に投稿される」感覚を一度味わうと、SNSとの距離感がガラッと変わります。
なんなら、AIが覚えた効果的な投稿文章や投稿タイミングを学習してこちらが介入せずに「良い感じ」に投稿しておいてくれます。これが標準状態です。回転寿司のレーンに乗ったネタが、X と Instagram のレーンに勝手に分配されていくイメージですね。細かい設定の話まで踏み込むと長くなるのでここでは省きますが、こちらが毎回ボタンを押さなくても回り続ける、くらいの距離感で動いてます。
次にサムネですが、ここだけは先に釘を刺しておきます。AIだけで完結はしません、プロのデザイナーとの協業が現実解です。電卓があっても数学者にはなれません。AIは「決まったテンプレを早く正確に量産する」のは得意ですが、「ブランドを設計する」のはまだ人間の仕事です。私の場合、月次のレッスン告知サムネは固定テンプレを運用していて、月が変わったらテキストだけ書き換えます。テンプレを組むのはデザイナーさん、量産はAI、という棲み分けです。ここを「AIで全部いけるっしょ」と舐めると、量産した瞬間にダサさが露呈する。手間だけはかけたのに、お葬式に派手なアロハシャツで参列したくらい場違いなやつが刷り上がります(経験済み)。
もちろん、サムネ自体を生成するAIはたくさんあります。Claude DesignやGemini(Nano Banana)あたりが代表で、画像を出すだけなら誰でも今すぐ使えます。ただ、これらで作ったものは、どうしても「AIで作りました」感が抜けない。テンプレ部分を任せるならアリですが、ブランドの顔になる一枚を丸投げするのはまだおすすめしません。最近は MGX みたいなデザイン特化のAIサービスも出てきていて、こちらは比較的「人が作った」見栄えに寄せやすい印象です(私も導入を進めています)。とはいえ、結局のところ「型は人間が決めて、量産はAI」のバランスが、今いちばん事故りにくいゾーンだと思います。
もう一歩踏み込むと、いちばん体温が残るのは「自分が作ったものを真ん中に据えて、その周りだけAIに飾らせる」やり方です。私のレッスン告知サムネも、AIは使ってますが、センターに置いてるのは私自身の写真。核が人間の手のものだから、そこから先のレイアウトやあしらいをAIに組ませても、人間味が消えない。「AIで全部作りました」じゃなくて「自分が主役で、AIに手伝ってもらってる」状態。だからこそ、量産しても不自然にならず、自然な仕上がりになると思います。

ここまでをまとめると、ダンスの外側に持っていかれてる時間を、AIが片っ端から吸い取ってくれる、ということです。じゃあ浮いた夜、何に使うか。クラブで遊ぶでも、好きな曲で踊るでもいい。告知が裏で回ってる間、こっちはオフを取り戻せばいいんです。
まとめ
改めて、本日のまとめです。
- 練習準備(日程調整・スタジオ予約)は、通しでAIに投げて勝手に終わらせる
- 申し込み・受付・主催側の事務作業は、フォームと自サイトでAIに流させる
- 踊った後の記録・告知・サムネは、AI + プロデザイナーで分業させる
ひとつだけ正直に書いておくと、AIを使い始めた最初だけは、確実にスピード感が落ちます。指示の出し方を覚えるまでの慣らし運転は、誰がやっても必ず発生します。ここはもう、受け入れていただくしかないところです。だから「めんどくさそう」と感じた方、安心してください。無理に使っていただく必要はまったくありません。急がない方は今のままで全然問題ないです(最初は私もそっち側でした)。
ただ、雑務に溶けてた時間が戻ると、行き先は、さっき並べた通り選び放題です。踊らされてたあの時間が、まるごと自分の手に返ってきます。
ダンスは人間にしかできないんですから、それ以外の作業をAIに渡せるだけ渡して、自分はフロアに戻りましょう。
最後に少しだけ。AIっていうとチャッピーとかGeminiとかもあるけどどうなのっていう質問もあるかと思いますが、同じようにできます。クロードじゃなくても全然大丈夫です。毎日10時間AIを触っている私は実体の伴う人間よりもAIと会話しています。正確かどうかはおいておいても、ダンサーの中ではそこそこ使っている自信はあるので、お気軽にAI実践のご質問をしてください!もちろんお金は…とりませんよ?だってAIが全部やってくれるからね。
最後までご精読いただきありがとうございました!
